GOAL 合格体験談
第120回 医師国家試験
合格者の声 ~ 国試合格のために本当に大切なこと ~
MEDIC PLUS+GOAL の指導を受け、第120回医師国家試験に合格された方の
実体験に基づくアドバイスをお届けします。
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医師国家試験のインフレ 年々上がる合格ハードル
医師国家試験の合格難易度は年々難化傾向にあります。試験問題の傾向も確かに変化してきていますが、それよりも医学生が低学年のうちから勉強を始めていることや、映像授業や参考書の普及・レベルアップが大きく影響していると考えています。
相対評価で下位約8%がどうしても落ちてしまう現在の試験の形式上、受験者のベース学力の上昇は難易度を大きく上げています。
合格には一般・臨床で75%程度、必修で80%の得点が必要であり、現在の試験形式になって最初の国試(112回)の一般・臨床の合格ボーダー70%弱と比べると、15問近く多くの問題を正解する必要があります。
例年、正答率70%以上の問題は全体の約70〜80%とされており、こうした「落とせない問題」をいかに落とさないかが重要です。近年はこの「落とせない問題」の範囲がどんどん広がっています。どんな難問や細かい知識であっても、一度出題されれば翌年以降はそれが「受験生の常識」に変わってしまうのです。
また、近年では「考えさせる問題」が増えてきており、ただ無闇に過去問をたくさん解いているだけでは対応できなくなっています。単純暗記すべきことも、病態を深く理解すべきことも以前と比べて求められてきているために、合格までに必要な絶対的な勉強量が増えているのです。
直前期になってからの詰め込みも意味がないわけではありませんが、ある程度の基礎学力がないとどうしても間に合わなくなります。
「できるだけ早くからはじめ、できるだけ多く勉強する」ようにしましょう。
ただし、思考停止で多くやればいいのではなく、都度頭を使って勉強していく必要もあります。
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「確実に受かる」ようにする 運に頼らない合格戦略
SNS上では、合格ボーダーギリギリで合格した方の勉強法が公開されていますが、こうした方の中には「今回は運良く合格したが、何回か国試を受験したら不合格となりうる人」が含まれています。
また、いわゆる「地頭がいい人」も含まれていて、同じ勉強をしたら同じだけの結果が得られる保証はありません。「無意識に効率的なやり方を選択できていた希少な例」の意見も含まれていて、再現性が高くはない内容も含まれています。
国試は1年に1度しかなく、不合格となるとマッチングからやり直しとなるため、なんとしても合格したい試験です。勉強時間も可能な限りとったほうがいいです。
大事なのはどのような出題がされても、どれだけ体調が悪くても、合格点を確実に取れるようにすること。
「運が良ければ合格できる」ではなく、確実に合格できるように念入りに準備をしましょう。
「上位層」を意識しない
医師国家試験結果には合格と不合格しかなく、成績上位者を目指す必要はありません。一般・臨床80%、必修85%程度があれば十分です。
国試の上位合格者は、大多数が日常的に相当な量の勉強をしていて、低学年から背景知識を積み上げてきた人が多いです。こうした人たちの勉強法をそのままやると、キャパシティオーバーや時間不足になることも多いです。
まずは基礎知識・正答率の高い問題を地道にコツコツと勉強することが重要です。今の自分に必要なものが何かを考え、必要な情報の取捨選択をしましょう。
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インプットとアウトプットのバランスを意識する 映像授業・講座の選び方
受験生からよく相談される内容として、「A社の映像授業からB社に乗り換えたほうがいいのか」「直前期にはどの講座を取ったらいいのか」というものがあります。これらは「動画を見る」ことが目的になってしまっており、本来の目的である「国試の問題が解けるようになる」ことを忘れてしまっています。
重要なことは、「疾患について概要を理解し、説明できるようにする」こと。
細かい枝葉の知識はあとから詰め込めばいいので、まずは疾患の理解をすすめ、幹となる基礎知識をしっかり覚えていくことが大事です。
映像講座を受講すると、どうしても分かったような気持ちになりますが、そのままだと時間が経つとやったことを忘れてしまいます。必ずテキストを復習し、関連問題を演習するアウトプットを行いましょう。
インプット
映像講座やテキストで疾患の概要・病態を理解する。体系的な知識を構築する。
アウトプット
問題演習で知識を使い、定着させる。わからないことがあればインプットに立ち返る。
「こだわり」を捨てる
「勉強をしてもなかなか成績が伸びない」場合、もう一つ多い原因として「こだわり」を捨てられないという方がいます。具体的には以下のようなパターンです。
- 1つの疾患を深く調べすぎて全範囲が終わらない
- 苦手な分野を放置して得意分野ばかり勉強する
- 参考書をノートに綺麗にまとめることに心血を注ぐ
- 問題演習の数をこなすことを意識しすぎて復習をしない
医学の勉強・国試対策では受験勉強とは取り組み方を切り替えて、柔軟にやり方を変えていく必要があります。仕事との両立はかなりハードです。期間を決めてストイックに取り組み、合格後に好きなことをした方が絶対にいいです。
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「模試の構造」を理解する 偏差値・順位に惑わされない
よく相談される内容として、「春から秋までの模試では成績が良かったのに、冬の模試や国試本番では点数がとれなかった」というものがあります。
春の模試:直近の国試の過去問の類題・典型問題が多く、国試浪人生にかなり有利。
夏・秋の模試:出題ガイドライン改訂を踏まえた問題が増えるものの、まだ典型問題が多め。
冬の模試・国試本番:捻った問題や考えて判断する問題が出題され、基礎知識・病態をしっかり理解した受験生でないと得点率が下がる。
冬の模試では問題の割合が本番に比較的近く、自分の立ち位置を測るのに有用です。しかし春〜秋の模試では、国試本番と出題傾向や難易度が異なるため、偏差値や順位を重視するのではなく、弱点分野の確認・復習を目的にしましょう。
国試合格に必要な得点率(75〜80%)を取れているか、取れるようになるためには今後どういう勉強が必要かを考えるようにしましょう。
国試浪人生がまず悩む問題として、「予備校に通うかどうか」というものがあると思います。この時重要なポイントは以下の3つです。
- 自分で計画を立てて、適宜計画を修正できるか
- 怠けずに毎日集中して勉強ができるか
- 1年間メンタルを維持できるか
宅浪生は情報弱者になりやすく、自分のペースがこれでいいのか、周囲と比べて置いて行かれていないかがわからなくなることがあります。また1人では勉強に集中できず、つい他のことをしてしまうこともあります。
生活の管理や勉強方針のフィードバックをしてくれる予備校は、費用こそかかりますがかなり有用です。同じ立場の勉強仲間もでき、チューター・講師がつくことでメンタル的にも安定します。
予備校は経済的負担はありますが、それよりもできるだけ早く、確実に医師になることのメリットが大きいです。
最近は国試浪人生の勉強会なども行われており、予備校の受講は必須ではありません。しかし不安があれば予備校や個別指導を検討するといいでしょう。
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合格のための勉強ポイント 実践的なアドバイス集
スケジュールは「週単位」で設定する
1日のスケジュールを分刻みで設定するとうまくいかないことが多いです。月〜土で目標を決めてスケジュールを立て、うまくいったら日曜日に半日だけ好きなことをする時間をとるパターンがおすすめです。体調不良や急な用事があっても、他の日でリカバリーできます。
細かく復習をすること
授業で扱った問題はその日のうちに、自分で解説できるレベルまで復習しましょう。また、3日後、7日後、1カ月後など、時間をあけて何度も取り組み、定着を確認しましょう。苦手分野こそ扱う回数を増やすべきです。
「やったつもり」にならないこと
とくに宅浪やオンライン受講生はペースメーカーがなく、勉強時間が不足しがちです。浪人生は模試で成績が高く出がちなので、慢心することなく、一般臨床80%、必修85%を目標にしましょう。
おすすめスケジュール(浪人生)
6月で臓器別(メジャー)1周 → 7月で小児産婦 → 8月でマイナー・救急等 → 9月で公衆衛生を一周 → 10月以降は過去問演習と復習へ。
※基礎の復習をせずに、いきなり過去問演習を回すのはNGです。
「自己流」はやめる
医師国家試験は「周りから置いて行かれないようにすれば受かる」試験です。わざわざ王道から離れたことをするのは致命的です。まずは臓器別を1周し、基礎事項の抜けがないことを確認したうえで、回数別に臨みましょう。
同じミスをしない
テキストをただ読む、映像授業を眺めるだけでは脳への負荷が弱く、すぐに忘れてしまいます。必ず問題演習をセットで行い、1問1問を大切にして、絶対に同じミスをしないという心づもりで取り組みましょう。
考えながら勉強をする
「なぜそれを覚えないといけないのか」「どのような場面で問われる/使う知識なのか」を考えるようにしましょう。テキストと過去問を行ったり来たりして、よく問われる知識から確実に覚えていくことが重要です。
マイナスを減らす
「難問を解く」のではなく「標準問題を落とさない」ように勉強していく必要があります。国試で合格点に届かなかった人は基礎事項に必ず穴があります。予備校のテキストで覚えられていない項目はないか、掲載問題を何も見ずに講師と同じように解説できるか確かめてください。
必要性を見極める
成績が伸びない人の多くは、点数UPのために必要な勉強ができておらず、「受験生としてはどうでもいい」ことを覚えている傾向にあります。まずはテキストを1冊完璧に仕上げ、過去問5年分を仕上げ、関連知識まで覚えることで、ようやく国家試験で戦うことができます。
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