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ハードな生活の医学部生の医師免許合格率が高いのはなぜ?

講義以外の時間も、アルバイトや予習復習などでハードな生活を余儀なくされている医学部生。「忙しくて寝る時間の確保もままならない」とまで言われるほどの医学部生ですが、なぜ、医師国家試験では毎年高い合格率をキープしているのでしょうか?

2022年2月の医師免許試験にかぎって見ても、筑波大学が99%以上の合格率を出しており、大学ごとの合格率の違いが如実に表れています。

医師国家試験にかぎらず、入試や資格試験などでは「実質合格率」のほうに注目する必要があります。公表されている合格率には実質合格率と名目合格率の2つがあり、数字の意味が異なっています。

名目合格率は社会人受験生も含めた合格率であり、実質合格率は新卒者のみの合格率という意味があります。大学ごとの純粋な合格率を比較する際には、実態がより反映されている実質合格率が参考になるでしょう。一部の医学部で合格率が際立って高いのは、名目合格率のほうを強調しているため、という事情があるのかもしれません。