今の時代、受験生ひとりひとりの個性に合わせて医学部予備校のほうも年々多様化していることは、言うまでもない事実です。予備校ごとの特色を詳しくリサーチしておくことで医師国家試験対策そのものへの理解が深まり、合格率上昇にもつながります。
また、予備校ごとの特色をリサーチするうえで、大学と予備校の違いを認識していくことはきわめて重要です。
まず、大学は研究機関であると同時に、教育機関でもあります。そのため医学部でも、ただたんカリキュラムをこなすだけでなく生活指導も行われますし、反対に、教授は講義以外の時間で研究のための論文を執筆し、医学の未来のために貢献していたりします。
一方、予備校は研究機関でも、教育機関でもありません。予備校の目的は学校の授業を補完することであり、医学部予備校においては受験生を医師国家試験の合格に導くことが最大の目的となっています。
医学部予備校の個性・特色が年々多様化している理由も、おわかりいただけたのではないでしょうか。